エディトリアル

ITは解決ではなく、それ自体が問題の一部である。

『IT以前』の問題は本当にあるのか?」(佐藤治夫・日経ITPro、4/27)という問題提起は、とても刺激的でいろいろ考える手がかりを与えてくれた。ITがビジネスにとっての与件である以上、「IT以前」に解決しておく問題はあり得ない、と佐藤氏は言う。「IT以前の問題だ」などと言って課題の整理を要求する“システム屋”は、想像力に乏しく、付加価値を追求しない、つまりユーザーにとってのパートナーではない、ということだ。さすが多くの開発プロジェクトに携わったコンサルタントだけあり、この連載(「ダメな“システム屋”にだまされるな」)は価値がある。 Read more »


「グリーン」は製造業=ITの救世主となる。たぶん

なぜ「グリーン」か:緑色はドルの色

オバマ次期大統領には、人を楽観的にさせる能力があると言われている。しかし逆境にあって楽観的になる能力は、もともと移民=難民の国であるアメリカ人の国民性でもある(ますます“悲壮”になる日本人と対照的)。次期政権の政策の柱でもあり、輝きを増しているのは”Green”というキーワードで、いまITを中心に、ほとんどあらゆる種類のメディアに登場しない日はない。理由を考えてみると、ざっと以下のようなところだと思われる。きりがいいところで「7大原因」としておく。 Read more »


OMGがサステナビリティ推進へGCIOを吸収

OMGは12月11日、協力関係にあったGreen Computing Impact Organization (GCIO)を吸収すると発表した(邦訳リリースはこちら)。GCIOは、企業や組織のサステナビリティを促進・向上させる評価モデルの開発・普及などを目的に2008年に設立された団体で、OMGにおいてGCMM (Green Computing Maturity Model)という仕様を開発していた。 Read more »


システム工学

SysMLチュートリアル・テキスト日本語版刊行

【OTI 出版部】 オブジェクトテクノロジー研究所は12月3日、SysMLのチュートリアル・テキスト改訂版を翻訳・刊行した。このチュートリアルは、本仕様の執筆に深く関った3人の著者、サンフォード・フリーデンタール(ロッキード-マーチン社)、アラン・ムーア(マスワークス社)、リック・スタイナー(レイセオン社)が、OMGやINCOSEなどで行ったチュートリアルのテキストとしたもので、2006年7月に初版が出た。今回訳出したのは2008年6月に改訂・発表されたもので、大幅とは言えないまでもかなりの修正がなされている。 Read more »


アーキテクチャを考える(1)

【鎌田博樹 (本誌編集長) 】 来週開催のModeling Forum 2008のパネル「情報システムアーキテクチャに望むもの」(17日)に出させていただくことになった。最近、モデル駆動システム工学に関する各国動向のレポートを書いていた関係で、多種多様なアーキテクチャについて主観的には膨大な資料を集め、これまでとは違う視点で考える機会を得た。パネルの問題提起を兼ねて、ここで整理してみたい。 Read more »


[特別寄稿] ソフトウェアテスティング - 標準モデルの必要性

【マイク・オーラ & ジェイディープ・ミルチャンダーニ (リラティビティ・テクノロジーズ社) 特別寄稿】 [要約]ソフトウェアテスティングの役割は、SOA から品質保証まで広がっており、開発ライフサイクルの最終ではなく、あらゆるステップでのチェックポイントであるという認識も広がってきた。他方で多種多様なニーズとツール、拡散する関係主体の間で効率的に情報とデータを交換するための標準化の必要も増大している。OMG のレガシー現代化標準の活動をリードしてきたマイク・オーラが問題を提起する。 Read more »


組込/RT

雄弁なクラスモデルでUMLの真価を引き出す(上)

【レオン・スター (モデルインテグレーション社)著】 <解題>UMLをプログラミング言語として使うExecutable UMLイニシアティブのリーダーの一人、レオン・スターによる論文「雄弁なクラスモデルでUMLの真価を引き出す」が、OMGのホワイトペーパーとして同サイトに掲載されたのを機会に、日本語情報サイトでも翻訳・掲載する。オリジナルは、Google版WikipediaといえるKnolに8月6日にアップロードされた。こちらには、ペーパーのPDFとモデルの完全なプリントアウト、それにアクション言語も入手できる。
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MARTE:新しい組込みUML標準-コデザイン・パラダイムへ

【鎌田博樹 (本誌編集長) 】 [要約] OMG は2007年9月、組込みUML の新標準(拡張プロファイル)であるMARTE を正式採択した。これはコデザインを意識し、非機能プロパティの表現力を大幅に高めることによって、航空機や自動車などの高度組込み製品の設計に使えるものとしたもの。標準化にはEU の大規模プロジェクトが関係しており、ADL などの関連技術を含めた体制も整っている。次世代MDE の主要技術の一つとなるMARTE の背景と内容を、日本で初めて詳細にレポートする。目次は以下のとおり。 Read more »


ビジネス

産業間の融合と意味的相互運用性

【デイヴィッド・S・フランケル ( SAP社研究所 ) 著】 [要約] 電子決済システムで1%でもトラブルを減らせれば、世界のGDPは数パーセント増えるという試算もあるほど、データの相互運用性の問題は深刻である。D.フランケルの最新論文は、意味的な相互運用性の問題を仔細に検討し、解決の可能性を明らかにしている。

[本文] 今日に至るまで、ソフトウェア業界は、データ処理システムにおける意味的相互運用性(semantic interoperaility)の低さからくる問題と向き合うことを避けてきた。現在のマクロ経済の流れは、個々の市場の枠を超えたデータの共有を必要としているから、われわれがこの問題に早く取組まないと、システムは限界を迎えることになるだろう。この小論では、この課題を仔細に検討し、解決の可能性について、慎重ながら楽観的になれる理由を説明したい。 Read more »


システムアナリスト、ビジネスアナリスト、BPx

【ポール・ハーモン (BPTrends) 編集長】 [要約] ビジネスとITの2 つの世界の間にいるビジネスアナリストは、両方から「蝙蝠」のように見られている。ビジネスプロセスとそれを支えるITの間の境界が複雑化している今日、ビジネスアナリストには、分析を超えたより積極的な役割が求められている。ポール・ハーモンは、IIBAで進行しているガイドの改訂とSAP のBPx (Business Process Expert)ポータルにみる変化にみる新しい潮流を分析する。 Read more »


情報デザイン

創造的情報管理の時代を拓くDITA !?

【鎌田博樹/本誌編集長】 8月27/28の両日、東京でDESIGN IT! Forum 2009というイベントが開催される。今回は情報管理(CMS)における標準として注目されているOASISのDITAにフォーカスし、内外のエキスパートを集めている。ここでは、27日に行われるパネルのイントロダクションとして、電子情報管理/出版技術のこれまでの歩みを振り返り、DITAの位置づけを明らかにしつつ、3つの課題を提起した。... Read more »

2009年 8 月 25日 | 2 Comments

ヴィントン・サーフ「インターネットの課題」を語る

ODBMS.ORGのニューズレター風ブログ、ODBMS Industry Watch, 2009年7月27日号に掲載された、ヴィントン・サーフとのインタビューを訳出した。2005年以来、GoogleのエヴァンジェリストとしてWebが社会に与える影響や技術的課題について予言、提言などを行っているが、透徹したビジョン、該博な知識、わかりやすい語り口は、インターネットの創始者の一人としての圧倒的な業績に裏づけられたもので、政府の政策、企業の技術戦略にも大きな影響を与えている。... Read more »

2009年 8 月 1日 | Leave a Comment

ビジネス

MDAにおける上流のギャップを埋めるSoaML

スパークスシステムズが SoaML プロファイルを Enterprise Architect 7.5 に同梱すると発表したが、エキスパート向けメディアの... Read more »

2009年 7 月 3日 | Leave a Comment

スパークス EAが SoaMLプロファイルをサポート

待望のOMG サービスモデリング・プロファイルを無償提供 Enterprise Architect を提供するスパークスシステムズ社(オーストラリア)は6月1日、OMGで策定中のサービスモデリング仕様... Read more »

2009年 6 月 24日 | 2 Comments

組込/リアルタイム

MARTEチュートリアル・テキスト翻訳・刊行

オブジェクトテクノロジー研究所は3月5日、組込みリアルタイムシステムのモデリングのためのOMG最新標準プロファイル、MARTEのチュートリアル・テキスト(V1.1)を翻訳・刊行した。... Read more »

2009年 3 月 5日 | 2 Comments

ミドルウェア

共通パーシステントモデル・パターン優秀作発表

ODBMS.ORGは6月26日、最も価値あるパーシステントモデル・パターンを選出する公開投票で、得票が多かった次の3作が決定したことを発表した。... Read more »

2009年 7 月 3日 | Leave a Comment