創造的情報管理の時代を拓くDITA !?
2009年 8 月 25日
【鎌田博樹/本誌編集長】 8月27/28の両日、東京でDESIGN IT! Forum 2009というイベントが開催される。今回は情報管理(CMS)における標準として注目されているOASISのDITAにフォーカスし、内外のエキスパートを集めている。ここでは、27日に行われるパネルのイントロダクションとして、電子情報管理/出版技術のこれまでの歩みを振り返り、DITAの位置づけを明らかにしつつ、3つの課題を提起した。
はじめに :
情報(文書・コンテンツ…)管理は、ビジネスとITの永遠のテーマでもあると同時に、焦眉の現実的課題です。情報の総量(大半が複製とゴミ)が爆発的に増大する中で、意味のある情報だけを収集・開発・編集・提供・更新していくには、インテリジェントな管理が絶対的に必要です。管理は、まさに企業の競争力、技術力、法令遵守、危機管理能力など、サステナビリティの根幹に関わる問題となっています。問題はその先。
その1:いくら重要とはいえ、管理を嫌うのも人間の本性であり、創造は管理を超えたところにあります。創造的な人は自分の領域以外での管理を望み、自分の領域では従来の方法や体系を壊そうとするからです。しかし皮肉なことに、壊すためには新たに組み替える必要があり、そのために膨大な時間を費やすことになります。その負担は、管理的業務に携わる人よりもむしろ多いかもしれません。
その2:管理には何らかの標準が必要です。しかし管理を管理する標準もまた、管理のジレンマから自由ではありません。標準もまた、過去と未来、汎用と独自という反対の世界に足をかける必要のあるもので、唯一正しいというものは存在しないからです。情報という抽象的世界でどんな標準に意味があるのか。過去何十年もの間、多くの人が様々な答えを見つけてきました。しかしそれらを共存させるような仕組みはなかなか有りませんでした。
「脱構築」を本質とする創造的世界が必要とする情報の管理とその標準は、自由に設計でき、知識の組み換えと再利用をサポートし、静的であると同時に動的であるようなものである必要があります。「管理嫌いのための管理システム」「標準嫌いのための標準」とでも言えましょうか。それは無いものねだりのようですが、現実のニーズは、やはり合理的な解を必要としています。DITAへの期待はまさにそこにあります。そこで、この問題に長く関心を持ってきたものとして、次の3つの質問を、エキスパートの方に提起してみたいと思います。
- DITAは創造的情報管理を実現できるか(CMSの方向性とDITA)
- DITAは誰が、どう使い、どんな利益を得るのか(欧米の展開と日本の課題)
- DITAは(Webとドキュメントの)CMSの大統一を実現できるか
かなり大きなテーマなので、以下、ディスカッションを御膳立てする意味で、今日に至る「情報」管理のアプローチを整理しておきたいと思います。蛇足・舌足らずはご容赦ください。
- 電子情報管理・文書処理と標準化の壁
- CMSにおける「軽い」構造と「重い」構造
- 新世代標準としてのDITA
- インテリジェント・コミュニケーションの世界
レポート全文はPDF [243K] をダウンロードしてお読みください。
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2 Responses to “創造的情報管理の時代を拓くDITA !?”
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はじめまして。
PDFのリンクが切れているようです。
ご確認ください。
ご連絡ありがとうございます。リンク修正しましたので、ダウンロードしていただけます。
大変失礼いたしました。(管理者)