主要標準化団体がクラウド標準推進で協調
2009年 7月 15日
組織の枠を超え、標準化の基軸鮮明化で合意
プレスリリース 【ヴァージニア州アーリントン発、2009年7月13日】 当地で今週開催された Cloud Standards Summit において、OMGは主導的なIT標準化団体―Standards Development Organizations (SDOs)―とともに、クラウド・コンピューティングおよびストーレジに関する標準を調整・連携させていく計画を明らかにした。円卓形式の協力会議に参加が期待される団体には、OMGのほか Distributed Management Task Force (DMTF)、Open Grid Forum (OGF)、Storage Networking Industry Association (SNIA)、Open Cloud Consortium (OCC) および Cloud Security Alliance (CSA) が参加している。
この協力をサポートする組織として公開のワーキンググループが設立され、適切な技術的技能、関心と利害関係を有する個人が参加できる。とくに標準化へのニーズの高い企業および政府機関のITリーダーの参加が期待されている。この作業は、一般に管理標準の調整を行ってきた、従来のNetworked Resources Management (SCRM) ワーキンググループでの Standards Development Organization Collaboration の活動を発展させたもの。
「OMGは、複雑なビジネス課題に対応する、モデリングに基づくソリューションを提供してまいりましたが、それにはクラウド・コンピューティングに関係するものが含まれています。クラウド・コンピューティングは、主に経営判断における運用コスト対資本コストの問題ですが、これは標準を通じたビジネスプロセスの最適化にフォーカスした、ビジネスエコロジーというOMGのビジョンに組込まれています。」とOMGのリチャード・マーク・ソーリー会長兼CEOは語っている。
ほとんどのSDOsは、すでに1対1でリエゾン関係を発展させており、それらは特定の課題を扱う上で効率的・生産的な成果をあげてきた。円卓形式の協調により、クラウドという幅広い技術的領域を「鳥瞰」することが容易になり、これら標準化団体の間ですでに進行中の作業にも好影響が期待できる。Cloud Standards Coordinationの作業グループはそのために生まれた。グループでは、まず共通用語を含むクラウド標準作業の展望を描くことにしている。
参加団体は、すでに各団体が書き込める wiki ページを創設した。SDOの各代表は wiki の更新を担当する(URL:http://cloud-standards.org)。
「Cloud-standards.org は、クラウドコンピューティングの世界で不可欠な協調の枠組みを提供してくれる。OGFはこの場を活用してエンドユーザー、開発者、ベンダー、その他すべてのクラウドのステークホルダーのために協力関係を推進していきます。」Open Grid Forumのクレイグ・リー (Claig A. Lee) 会長は述べた。
「DMTFは、これまでにも多くのSDOsとの提携プログラムを通じて協力関係を発展させ、OVFのように、こうした連携を利用しつつDMTFの標準を生み出してきました。」とDMTFのウィリアム・バンパス (Winston Bumpus)会長は述べ、さらに「最近設立した DMTF Open Cloud Standards Incubator でも、DMTFの標準とこれらSDOsや業界グループの標準との間で、活動の重複を発見し、標準の間のギャップを見つける協調作業はますます重要となっています。」と語っている。
「ストーレジと情報技術を中心とした活動を進めているSNIAでは、現在クラウドのストーレジタクソノミー、クラウド参照モデルと Cloud Data Management Interface (CDMI) 仕様の標準化を進めていますが、いくつかの標準化団体や業界グループから協力と支援をいただいています。」とSNIA副理事長でSNIA Cloud Storage委員長を務めるヴィンセント・フランチェスキーニ (Vincent Franceschini) は語り、「私たちは、新しい業界のクラウドストーレジ標準が新製品やサービスとして統合され普及していくためには、既存のストーレジやコンピューティング標準を補完することとともに、クラウドストーレジの業界標準に関する協調作業が、成否の鍵を握ると考えています。」と述べた。
「この協力関係により、とくに大規模なデータクラウドとクラウド間通信に関し、OCCの場を活用して他分野での活動と協調しながら標準を発展させていくことを期待しています。」とOpen Cloud Consortium (OCC) のロバート・グロスマン (Robert Grossman)会長は語った。
Cloud Security Alliance の共同創立者ジム・リーヴィス (Jim Reavis)は、「クラウドコンピューティング・サービスが発展する上で、信頼感の醸成は基本的前提です。」と述べ、こう加えた。「CSAはクラウドコンピューティングを安全なものとし、業界としての信頼性基準を創造するために、ベストプラクティスの幅広い採用を重視しており、この使命を果たす上で今回の協力関係に参加できたことを誇りに思っています。」












