MIWG (モデル交換WG)が活動本格化
2009年 7月 15日
UMLベースのモデリングツールの相互運用性実証へ、ベンダー8社が最初のプログラム完了
プレスリリース 【マサチューセッツ州ニーダム発、2009年7月8日】 OMG会員有志は、UMLベースのモデリングツールの相互運用性を実証・向上させることを目的とした Model Interchange Working Group (MIWG)を設立した。グループは当初、UML、OMG SysML、UPDM (Unified Profile for DoDAF and MODAF) をサポートする製品の間のモデルの相互運用性を主に取上げていくとしている。MIWGは、エンドユーザー、ツールベンダーおよびUMLやXMI標準の専門家から構成される。
MIWGのアプローチは、まず参加ベンダーのツールを使って同一のUMLモデルからエクスポートし、次にこれらのモデルを別々のツールからインポートするというもの。モデルデータの変換には、OMGのモデル交換用標準である XMI (XML Metadata Interchange) 形式が用いられる。このアプローチは、様々なタイプのモデルを表現する多数のテストケースに対して適用される。成功裏に試験を終えた最初のテストケースは、UMLのクラスモデルを表現するもので、グループのWikiページで得ることができる。これに続くテストも、このWikiにポストされる。
「様々なエンドユーザーは、実際に使っている多様なツールの間でモデルを透過的に交換することができるかどうかを重視しています。私たちは、OMG標準のもとに実装されているツールが実際に相互運用性を持つかどうかを実証することが絶対的に必要だという実感を持っています。」とOMGのリチャード・マーク・ソーリー会長兼CEOはこの活動の意義を強調し、「様々な調査の結果は、すでにソフトウェア開発組織の70%以上でUMLが使用され、さらにSysMLやUPDMのように、UMLを様々な分野に拡張したプロファイルも浸透しています。こうした関連標準の利用が広がる中で、モデルの相互運用性の保証はますます重要になっています。」と語っている。
MIWG委員長でロッキード・マーチン社のサンフォード・フリーデンタール (Sanford Friedenthal)は、「モデルの相互運用性は、多種多様なシステムやソフトウェア設計・分析ツールを統合させる必要がある大規模システムでは不可欠になっています。」とした上で、「エンドユーザーは、ツールにこの機能を求めるようになっており、また標準じたいも相互運用を保証できるレベルに達しています。さらにMIWGのベンダー会員はこの機能を実現に向けて精力的に活動しています。彼らはすでにこの交換プロセスを通じ、結果からモデル交換をさらに拡張する効果的なメカニズムが生まれることを発見しました。」とコメントしている。
「私たちはOMGのモデル交換WGへの参加が非常に価値あるものであることを実感しています。」とアーティザン社マーケティング担当VPのヘドリー・アパーリー (Hedley Apperly) は語り、「モデル交換のための最初の標準テストケースの定義に参加したというだけでなく、これを使って私どもの製品である Artisan Studio を改善することで、顧客により多くの価値を提供することが可能になっています。MIWGのメンバとともに、他のモデリングツールベンダーにも参加のメリットを共有するよう呼びかけていきたいと思います。」と表明した。
その他のコメントは以下の通り。
「UMLモデリングツール Objecteering の技術をベースに、私たちソフチーム社 (SOFTEAM)では2009年に新世代のモデリングツール Modelio (http://www.modeliosoft.com) をスタートさせました。相互運用性は今日の市場が要求する重要な機能です。」「ベンダーとその他の協力者によるこのMIWGの活動は、OMGの最新標準とXMIを使い、効果的に実証されたモデリングツールの相互運用性を実現するでしょう。ソフチームはMIWGのプロジェクトを歓迎し、Modelio モデリングルールの相互運用性を保証するために、このグループに積極的に関わっていきたいと考えています。」(ソフチーム社の研究開発担当VPフィリップ・ドフレー (Philippe Desfray))
「モデリングの相互運用性は、弊社の顧客のビジネスにとってますます重要な要素となっています。弊社はこのプロジェクトに積極的な役割を果たせることに満足しています。」「長い間、弊社の開発チームはモデリングの標準化とモデルの交換性を実現すべく活動してきました。モデル交換標準の創造と合意を目ざすこうした協調的活動により、弊社の顧客は、複数の開発チームやツールが加わる開発プロセスに、より効果的に参加できるようになるでしょう。」(IBMのディスティングィッシュト・エンジニア、シュリダール・イェンガー (Sridhar Iyengar))
MIWGへの参加ベンダーは、アダプティブ (Adaptive)、アーティザン (Artisan)、エンベデッドプラス (EmbeddedPlus)、IBM、ノーマジック (NoMagic)、ソディアス (Sodius)、ソフチーム (SOFTEAM)、スパークスシステムズ (SPARX Systems) の8社。米国の国立標準技術局 (National Institute of Standards and Technology, NIST) はこのプロセスの推進機関として確認ツールを提供するほか、Model Driven Solutions (MDS) も専門技術とモデリングアーティファクトの設定管理に関するサポートを提供して協力している。
参加募集
MIWGは、UML、SysML、UPDMの相互運用性の実証範囲の拡大に必要なテストケースの開発を徐々に進めております。MIWGの活動に参加するには、まずOMGへの参加が必要です。詳しくは、Business Development 担当理事 (VP)のケン・バーク (Ken Berk)まで。 kenberk@omg.org (または +1-781-444 0404)












