OMG MARTE

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組込みシステムのハード/ソフトのモデリングと分析をサポート
このUMLプロファイル仕様は、モデル駆動のリアルタイム組み込みシステム (Real Time and Embedded Systems=RTES) 開発に必要な機能をUMLに追加するためのものである。UML profile for MARTE (略称 MARTE)と呼ばれるこの拡張は、仕様記述、設計および確認・検証の各段階をサポートする。この新しいプロファイルは、従来の UML Profile for Schedulability, Performance and Time (formal/03-09-01)を置き換えるものとして策定された。
MARTEは、リアルタイム/組込みシステムをモデルベースで記述する上で必要な基礎的定義から構成されている。これらのコアコンセプトは、続いてモデリングおよび分析の側面から精緻化されていく。モデリング部分は、システムのリアルタイムおよび組込み的特徴を詳細に設計する仕様において必要とされるサポートを提供する。MARTEでは、モデルベースの分析をも扱う。しかし、新たにリアルタイム/組込みシステムの分析技法を定義するものではなく、様々な技法を支援するものと言える。MARTEは、特定の分析を実行する際に必要となる情報をモデルに注釈付けるためのファシリティを提供する。特に、パフォーマンスとスケジューラビリティ分析に重点を置いている。しかし、それら以外の分析をも精緻化、特殊化できるように、定量分析の汎用的フレームワークも定義している。
このプロファイルを使うメリットは、とりわけ次のようなものである。
- RTESのハードウェアとソフトウェアとしての側面を、共通の方法でモデリングできるので開発者間のコミュニケーションが改善する。
- 仕様化、設計、確認、コード生成など様々な用途で使われる開発ツールの間の相互運用を可能とする。
- システムのリアルタイムおよび組込み機能について、ハード/ソフト的性質を考慮しつつ、定量的予測に使えるモデルの構築を促進する。
このプロファイルは、2つの領域にまたがって構成されている。一つはリアルタイム/組み込みシステムの機能のモデル化、いま一つは、システムプロパティを分析できるようにアプリケーションモデルに注釈付けすることである。これらは以下に示すMARTEのデザインモデルパッケージ、MARTE分析モデルパッケージにそれぞれ対応している。これら2つの主要部分は、時間と並行的リソースの使用を記述する共通の領域を有し、これらはMARTEファウンデーション(基盤)と呼ばれるパッケージに含まれている。4番目のパッケージは、MARTEで定義された補足的プロファイルとともに、モデラーが開発するリアルタイム/組込みアプリケーションを表現する際に使用できる定義済みのモデルライブラリが入っている。
MARTEプロファイルのアーキテクチャ

図1
NFPs = Non-Functional Properties (非機能属性)
GRM = Generic Resource Modeling (総称的リソースモデリング))
GCM = Generic Component Model (総称的コンポネントモデル)
Alloc = Allocation modeling (割当てモデリング)
RTEMoCC = RTE Model of Computation & Communication (RTE計算通信モデル)
SRM = Software Resource Modeling (ソフトウェア・リソースモデリング)
HRM = Hardware Resource Modeling (ハードウェア・リソースモデリング)
GQAM = Generic Quantitative Analysis Modeling (総称的定量分析モデリング)
SAM = Schedulability Analysis Modeling (スケジューラビリティ分析モデリング)
PAM = Performance Analysis Modeling, (パフォーマンス分析モデリング)
VSL = Value Specification Language (値定義言語)
RSM = Repetitive Structure Modelling (反復的構造モデリング)












