SysML
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SysML (OMG Systems Modeling Language)

OMGのSysMLは、ハードウェア、ソフトウェア、情報、人、手続、設備を含む複雑なシステムを定義、分析、設計および検証するための汎用的な図式モデ リング言語である。とりわけこの言語はシステムの要求、振舞い、構造および統合を、広汎な工学的分析成果を反映させつつモデル化するために必要な意味的基 盤とその図式表現を提供する。SysMLは、UML for Systems Engineering RFPで設定された要求を満足させるために必要なUML 2.0の拡張付サブセットとして表現される(図1参照)。SysMLは、OMG XML Metadata Interchange (XMI)を使ってツール間のモデリングデータの交換を行うことができ、ISO10303-233システムエンジニアリングデータ交換標準との互換性を持つ。

[図1:SysMLとUMLの関係]
UML for Systems Engineering RFPは、OMGと国際システムエンジニアリング協議会 (International Council on Systems Engineering, INCOSE)とが共同で発議したもので、2003年3月、OMGから発行された。RFPには、システムエンジニアリング関係者の必要を満たすようにUMLを拡張するための要件が規定された。SysML仕様は、ツールベンダーやエンドユーザー、研究者、政府機関の代表者など、多種多様な関係者のグループ(下記リスト参照)の要求に応える形で策定された。OMGは2006年7月6日OMG SysMLの採択を発表した。またSysML v1.0 正式仕様は、2007年9月にリリースされた。
SysMLダイアグラムの要点
SysMLにおけるダイアグラムのタイプを図2に示し、以下に要約する。

[図2:SysMLにおけるダイアグラムの分類]
<ブロック>はSysMLの構造における基本単位で、ハードウェア、ソフトウェア、設備、人その他のシステム要素を表現するのに用いられる。システ ムの構造はブロック定義図および内部ブロック図で表現される。ブロック定義図はシステムの階層性とシステム/コンポネントの分類を示す。内部ブロック図 は、システムの内部構造を、部品、ポート、コネクタを使って記述する。パッケージ図はモデルを組織化する。
振舞いに関連した図としては、ユースケース図、アクティビティ図、シーケンス図、状態機械図がある。ユースケース図は、システム間およびシステム 部品の間の相互作用を通じて実行される機能の概容を示す。アクティビティ図はアクティビティ間のデータの流れとそのコントロールを、シーケンス図は、シス テムの中で協調する部品の間の相互作用を、それぞれ表現する。また状態機械図は、システムやその部品がイベントに反応して行うアクションと状態遷移を表現 する。
SysMLは、テキスト形式で記述される要求に図式表現を与え、他のモデル要素に関連付けることができる。要求図は、要求の階層性および派生関係 を表現する。履行-検証関係の表現により、モデラーは個々の要求について、それを履行ないし検証するモデル要素と関連づけることができる。要求図は、一般 に使われている要求管理ツールとシステムモデルの間の橋渡しをする。
パラメトリック図は、パフォーマンス、信頼性、量などに関するシステムプロパティの値に対する制約を表現し、仕様および設計モデルを工学的分析モデルと統合するための手段となる。
SysMLはさらに、機能とコンポネント、論理コンポネントと物理コンポネント、ソフトウェアとハードウェアの間の割り当てなど、様々なタイプの割り当て関係の表現を提供する。主要なダイアグラムの例を図3に示す。

[図3:SysMLの4つの柱]
OMG SysML仕様は、7-17章でダイアグラムの要素を表で示しており、個々のダイアグラムで使用可能な記号が用例とともにリストアップされている。またハイブリッド型SUVの設計から採られたサンプルは、仕様書の付録Bに収録されている。
OMG SysMLの商標
OMG SysML およびOMG SysMLロゴは、オブジェクト・マネジメント・グループの商標であり、その利用に関してはOMGの商標利用指針に準拠する必要がある。OMG会員その他で、SysMLの商標、ロゴマークを適切なマーケティングおよび教育的目的のために使用することを希望する企業・団体があれば、OMGに申請することにより個別に使用が認められる。
オブジェクト・マネジメント・グループOMG SysML公式Webサイト
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[訳:オブジェクトテクノロジー研究所 2009年7月17日]












